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アジア(Asia)
マレーシア    Malaysia
 
  国際私法と実体法   婚姻   離婚   出生   認知・準正   親権   養子縁組   養子離縁   その他              国籍法令
 
国際私法と実体法
 国際家族法的なものは不明。国際養子を想定した直接的な規定はなく、判例でマレーシアに裁判管轄権があれば国内法を適用して処理をしている。
 実体法については、イスラム教徒と非イスラム教徒とで適用が異なる人際私法となっている。イスラム教徒に対しては、各州により独立立法権がある。連邦直轄領には連邦直轄領・イスラーム家族法(IFLA)が適用される。非イスラム教徒にはマレーシア全土で適用される婚姻・離婚法(LRA)、嫡出法等がある。(戸籍784−1「マレーシア家族法制度調査報告書」)

 民族構成は、マレー系(68.6%)、華人(23.4%)、インド系(7%)等となっている。宗教的には、総人口7の割がムスリムとなっている。マレーシアにドミサイルを有するムスリム以外の市民が適用される1982年婚姻離婚改正法がある。養子縁組に関しては1952年養子縁組法がある。婚姻登録簿に婚姻が、離婚等は離婚・婚姻無効等登録簿に登録される。出生登録簿にマレーシアで出生した全ての子が登録される。非嫡出子について父母が共同で登録申請をすることができる。(戸籍961-1「マレーシア身分関係法制調査研究報告書」)
 
婚姻

 婚姻の成立要件と婚姻無効(一般法)     婚姻挙行と婚姻登録(一般法)     婚姻の取り消等しと登録(一般法)
 
H25 12/26民一1041回答==イスラム教に入信した日本人男(既婚者)とマレーシア人女との報告的婚姻届の受理事案

S51 08/06民二4499回答==マレイシア人男と日本人女の婚姻届でマレイシアの婚姻登録官作成の婚姻登録証明書
 
離婚

 離婚事由と離婚手続(一般法)
 
東京家S58 04/25審判==前法例施行当時のマレーシア人夫と日本人妻の家事審判法24条の離婚審判
 
出生

 親子法制と出生登録

 イスラム家族法第110条(出生子に対する父権とその権利拒否)

 マレーシアの出生証明書(実親の場合と養親の場合の判別)
 
S40 12/14民甲3688回答==マレーシア連邦で出生した日本人夫婦の子の国籍留保に関する部分の記載
 
認知・準正

 非嫡出子と父性関係(認知)
 
H18 01/27民一0200回答==日本人父によるマレーシア人子の創設的認知届に関する子の本国法上の保護要件

S43 02/16民甲0280回答==マレーシアに在る日本人男から在日本領事宛になされたマレーシア人女の子の認知届
 
親権

 父母による未成年後見
 
 
 
養子縁組

 養子縁組法制と登録
 
 
 
養子離縁
 
 
その他
最高裁S56 10/16判決==日本国内に営業所を有する外国法人に対する損害賠償請求訴訟では日本の裁判権が及ぶ (マレーシア航空事件)